虫さされ
虫刺されといっても、その原因となる虫によって症状が違います。 蚊:蚊による皮膚炎は、刺されると発赤腫脹と痒みが起こります。
蚊は小さい虫ですが人間に日本脳炎、マラリア、フィラリア症、テング熱、黄熱病などの病原体を感染させます。血を吸うのはメスでオスは花の蜜を吸い、メスは血を吸わないと卵を産めません。蚊に刺されないように虫よけスプレーなどを使用して下さい。
ドクガ:今年、大量に発生しているドクガは、成虫も幼虫も体に毒毛針を持っており、幼虫は、黒褐色で背中に赤茶色の点があるのが特徴です。ドクガの毒針は毛に触れると数分〜数時間後に痒み、紅斑、蕁麻疹様の膨疹などの皮膚炎を起こします。
応急処置として、衣類についた毛に刺されることもあるので、その衣類を洗濯します。毒毛が身体についた場合は、ガムテープを皮膚におき取り除きます。その後、石けんの泡で患部をよく水洗します。
その他、原因となる虫には、ヒゼンダニ、ブヨ、ノミ、イエダニ、アタマジラミ、ケジラミ、ハチなどがいます。
治療は原因となる虫によって異なり、蚊では手足はオイラックス軟膏、まぶたは水で冷やします。
ドクガには抗ヒスタミン剤の内服・最強効果 のステロイド外用剤。
イエダニは毎日入浴し、石けんで洗いクロタミトン軟膏を塗って下さい。
カイセンにはクロタミトン軟膏・硫黄剤・安息香酸ベンジル・γBHC。ブヨにはステロイド外用剤。
ノミには、クロタミトン軟膏・ステロイド外用剤。
ケジラミは、毛を剃り、石けんでよく洗います。
ハチは針が残っていれば取り除き、最強効果 のステロイド外用剤を塗り冷シップを貼ります。
早めに適切な処置を行い、刺されたところに虫の体液や針がついている場合は、よく洗いましょう。 かゆみがひどい時は、水道水でしぼったタオルなどを上から当てて冷やしましょう。掻き傷をつくらないために>どんなにかゆくても、掻かないように。
患部が小さい場合は、カット絆、広い場合は、ガーゼに薬を塗り、包帯を。薬を塗る時は古い薬は落としてから、新しい薬を塗ります。
虫さされにはアンモニア!と思っている人は多いと思いますが、アンモニアは、皮膚表面 に付いたアリの毒液成分のギ酸の成分を中和するために有効ですが、日本ではアリの被害は多くありません。
皮膚内に毒を注入するハチや蚊などにはアンモニアは効きません。皮膚障害をおこす昆虫はたくさんの種類がありますが、そのほとんどが春から秋にかけて活動します。
では、刺されて医療機関を受診する場合はどんな場合かと言うと、・呼吸困難がある時。
クマンバチやスズメバチなど大きなハチに刺され、呼吸が苦しくなったり、・発疹や意識障害を起こした時、・強い痛みがあり、はれがひどい時。
ハチに刺されると強い痛みとはれが出ますが、まず、刺された部分をつまみ毒を出し、針が残っていないかよく確認して針が残っていたらトゲぬ きなどで必ず抜いておいて下さい。
緊急の手当の方法 ・蚊に刺された部分をかかず、かゆみ止めの軟膏を塗る。
ハチやムカデに刺された時は、刺された部分をつまんでしっかり毒を押し出し、ガーゼでおおって受診する。
できるだけ冷やす。・ステロイド軟膏を塗る。・全身症状が出ないかどうか観察する。
予防法:虫さされの予防は、一般的に虫が好んで活動する時間帯と場所を避けること。また、香りのよい物に寄ってくる性質があるので整髪料、コロン、香水などは付けないように。また巣を見つけたら速やかに逃げて下さい。