食後に胸やけを感じることはありませんか?
年末を間近に控え、付き合いの多い季節になります。胸やけやげっぷを感じている人は今から治しておきましょう。
食後、特に2時間以内に、胃や胸の下あたりから首に向かって上がってくる灼熱感はありませんか?いつもより食べ過ぎたり、脂肪分や香辛料の多い食事をしたときに、胸やけが起こりませんか?横になったり、前かがみ、物を持ち上げたり引っ張ったりして呼吸が激しくなると、食べた物や酸っぱい液体が口の中に戻ってきて胸やけが起こりませんか?
どうして胸やけが起こるかというと、食道から胃につながる4〜5・の部分は、胃液や十二指腸液が食道に逆流するのを防ぐために、開いたり閉じたりして「弁」の役割をしていますが、この「弁」がうまく働かなくなった時、酸っぱい胃液や食べ物が逆流して食道の粘膜がただれます。
医学的には逆流性食道炎といいます。健康な人では、食道の運動によってこの逆流物を胃の中に押し戻したり、粘膜が攻撃に対して十分に抵抗できるわけですが、これが正常に働かなくなり、粘膜に炎症が生じて、ただれた状態になるわけです。
胸やけは次のような時に起こります。消化の悪いピーナッツや甘い物や、いも類などのでんぷん質を大量 に食べたり、天ぷら、とんかつなどの脂肪の多い食べ物をとった時、多量のアルコール、たばこ、コーヒーを飲んだ時、怒った時や恐怖を感じた時、精神的に疲労した時、胃、食道、小腸に病気を起こしている時。高齢になり弁の機能が低下した時など。
胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの病気が原因で、胸やけが起こることもあります。
再発を繰り返さないようにするために食事の内容に注意し、生活様式を改善しましょう。
早食いをしたりなど暴飲暴食は控え、腹八分目を目安にし、脂肪の多い食べ物は、胃からの排出が遅れるので控えめに。アルコール、コーヒー、香辛料など、胃を刺激するものも控え、ベルト、帯、ガードルなど、おなかを締め付けるもの、編み物など前かがみの作業は逆流を起こしやすいので控えましょう。
生活上の注意を守っていつも胸やけが続くようであれば食道裂孔ヘルニアや過酸症、胃・十二指腸潰瘍などの病気かもしれませんので治療が必要となります。早めに主治医の診断を受け、爽快な年末を過ごして下さい。