肩こりは筋肉からのSOS

肩こりの原因は、筋肉への酸素不足と老廃物、例えば、乳酸などの蓄積。今日は肩こりについてお話します。
肩こりになりやすい体型として、腕や頭など肩の筋肉が支える重量が多くなる肥満の人、極端なやせ型(肩の筋肉が貧弱)や、なで肩(首や肩の筋肉が貧弱なことが多い)、またいつも背中が丸まっているような姿勢や、首を下げ、下を向いたような姿勢をとることが多 い人が挙げられます。
筋肉は、緊張させたり緩めたりすることで血液の循環を助けていますが、姿勢が悪い人、腹ばいになって本を読んだり、寝転がってテレビを見たり、新聞を床に置いて座ったままで読む人、足を組み前かがみでデスクワークをする人も、筋肉の血行が悪くなり肩がこります。
冷え症の人もよく肩がこります。 身体が冷えると血管が収縮して血行が悪くなってしまいます。
精神的なストレスに弱い人も肩がこります。 精神的に緊張したり悩んだり、怒りなどを感じる時、筋肉内の血管も知らず知らずの内に収縮するため、筋肉に乳酸がたまってしまいます。
長時間パソコンで仕事をする人、 ノルマや納期に追われる人、仕事や日常生活で不安や悩み事、怒りを感じることが多い人、責任感が強くまじめで几帳面 でちょっとしたことでも真剣に悩んだりしてしまう人なども肩こりにつながります。
さらに、眼の疲れや頭痛と肩こりが連動して起こることも多く、メガネやコンタクトが合わない人や、内科などの病気の自覚症状の一つとなることも多く、高血圧、狭心症、低血圧、胆石(胆のう炎)、更年期障害、貧血、がんなどでも肩こりを起こします。
治療法は、慢性的な肩こりや痛みには、温めるのが基本。冷やすのは、筋違いを起こした時などの急性の場合です。
この場合も冷やすのは2、3日まで。その後は、温めた方がよくなります。お風呂も効果 的で、38〜40度くらいのお湯にゆったりつかることでリラックスします。
こっている部分にシャワーで2〜3分毎に、40〜42度の熱いお湯と17〜20度の水を交互に掛ける(10分程度繰り返す)のも効果 的です。 使い捨てカイロもよく、直接肌に触れないようにタオルで包むか、下着の上から当てて使用してください。
また、ドライヤーを30センチくらい離して、こっている部分に温風を当てる方法も効果 的です。1か所だけにならないように動かしながら当ててください。蒸しタオルを使っても効果的。マッサージをするのもよいでしょう。
予防法として、すぐにできる肩こり予防体操をしてください。肩こりを防ぐためには、長時間同じ姿勢でいるのを避け、こまめに肩を動かすようにするのが一番です。また、普段から姿勢に気を付けることも大事。
なお、眼や内科系の病気が原因と思われる人は、並行してこういった病気を治療するようにしましょう。
今お話したことをしても治らない場合は、主治医にご相談ください。